藤欠 涼/フジカケ リョウ
2017年入社
2017年に入社し仙台店に配属。2020年から青山店を経験し、2020年に産休・育休を経て2023年に復帰。オンラインショップの法人窓口とオペレーションを担当する。
お客様に、日常生活におけるささやかな幸せを提供するブランドだと感じています。仕事で疲れて帰ってきた時に、お気に入りのソファがそこにあることで心が癒されたり、マスターウォールのテーブルで食事をすることで、いつものご飯がより美味しく感じられたり。そんな、ささやかながらも心温まる幸せを感じていただくお手伝いができる仕事なのだと思っています。
私はオンラインショップの担当として、個人のお客様からのお問い合わせ対応や、オンラインショップからのご注文の受注処理、商品の発注業務などを行っています。全国各地からお問い合わせをいただきますが、メールのやり取りだけでも、お客様の人柄が伝わってくることがあります。非常に丁寧な文章を送ってくださる方は、細やかな心遣いが感じられますし、返信する必要がないような内容にも丁寧にご返信くださる方もいらっしゃいます。そうしたやり取りを通して、「丁寧な暮らしをされている方」「少しゆとりのある方」といったお客様の像が、なんとなく見えてくることがあります。他のブランドと比較しても、落ち着いたお客様が多いのではないでしょうか。
私が販売職からオンライン業務へと異動したのは、子どもがいるため、生活と仕事の両立をしやすい働き方を求めたからです。上司に相談したところ、快く異動させてもらえました。現在は、社内の育児制度を利用し、9時から17時までの7時間勤務をさせていただいています。子どもの出産を機に販売からオンラインという職種が変わったことでも働き方が大きく変わりましたし、気持ちの面でも様々なことに寛容になったと感じています。以前よりも、相手の状況を慮ったり、自分自身が大変な分、相手も色々なことを抱えているのではないかと想像したりすることができるようになりました。オンライン業務の経験が特別あったわけではありませんが、実店舗と違って、オンラインショップにはまだ開拓されていない部分がたくさんあり、「こうすればもっと良くなるのではないか」という意見を聞いてもらいやすく、反映してもらいやすい環境にやりがいを感じています。
メールの文章表現、つまり、いかに相手に分かりやすく情報を伝えられるかという点が、日々向上していると感じています。経験を積むにつれて、より的確な言葉選びや構成ができるようになってきました。全体的なスキルとしては、インテリア全般に関する知識が深まりました。常にアンテナを張りながら仕事をしているため、マスターウォール製品はもちろんのこと、他の家具ブランドの製品についても詳しくなりました。また、お客様のご希望のテイストを伺うだけで、最適なコーディネートを提案できるようになったことも、自身の成長を感じる点です。
子どもの体調不良で急に休まなければならない時など、個人的な事情がある場合でも、周りの皆さんが快くサポートしてくださる環境があります。また、「これをやりたい」という意欲があれば、良い意味で「言ったもん勝ち」のような雰囲気があり、まずは自分の意見を言ってみることで、受け入れてもらえることが多いです。子どもがいることを理由に仕事の機会を制限されるようなこともありません。周りの同僚の意見が実現していくのを見ていると、「私もこんなことをやってみたい」と自然に思えるようになることが、風土としてあるのかも知れません。面接を受けた時も、担当の方が優しすぎて、まるで私が相手にされていないのではないかとさえ感じたほどでした。しかし、実際には採用していただき、入社後もその温かい雰囲気は変わることはありませんでした。
新卒の頃、働き始めて初めて分かったことは、マスターウォールで働いている以上、例え新人であってもプロフェッショナルな対応が求められるということでした。お客様の前に立てば、年齢は関係ありません。「若いから仕方ない」といった言い訳は通用しないのだと思います。マスターウォールのスタッフはお客様から、専門的な知識に基づいた的確な回答を期待されているので、お応えに備える必要を感じながら働くようになりました。お客様の声が直接届きにくいオンライン業務ですが、以前、SNSで「#マスターウォール」というハッシュタグが付いた投稿を見かける機会がありました。その投稿には、「メールで何度も相談に乗っていただき、おかげで納得のいく家具を選ぶことができました」という内容が書かれており、その時のやり取りから、担当者が私だとすぐに分かりました。その投稿を見た時は、本当に嬉しかったです。「ああ、私のお客様だ」と。